口のネバネバに病気が潜んでいる?

口の中のネバネバには病気が潜んでいる!?
なんとなく、口の中がネバネバする・・・
こんな症状はありませんか?

「昨日の深酒が原因かな?」「加齢によるもので、仕方ないのかな?」

痛みがあるわけでもないので、ついそのままにしている人が多いと思いますが、実はそのネバネバ、病気が潜んでいるかもしれないのです!

口内のネバネバを放置していると、全身の病気が悪化したり、口臭がきつくなったり、様々な症状が出てきます。
そうなる前に、ネバネバ対策をして、すっきりしたお口と健康を目指しましょう!

ネバネバに隠された病気
口の中がネバネバするなど、口内が不快に感じる原因として考えられる病気があります。

【ドライマウス症候群】
ドライマウス症候群とは、常に口の中が乾燥している状態のことを言います。
睡眠中の口呼吸により口内が乾燥し、朝起きたら口の中が乾いている、ということもありますが、ドライマウスの場合は、時間に限らず常に口内が乾燥しています。
健康な人の口内は、常にサラサラの唾液が分泌されているので、乾燥はありません。でも何等かの原因で唾液の分泌量が減り、口内が乾燥するため、喉が渇いたり、ネバネバしたり、不快を感じるのです。

【口腔心身症】
心身症とは、何等かの病気の発病や経過に伴って起こる、身体の様々な障害のことを指します。
口腔心身症の症状としては、歯の痛み、知覚過敏、口が開かない、口内炎、口の渇き、舌痛症、など口の中で何等かの痛みや異常が出てくるのですが、原因はそこではなく、全身症状に原因があることを言います。
口腔心身症の原因とされる症状は、不眠症、頭痛、肩こり、耳鳴り、めまい、ドライアイ、胃腸の不調などです。
この初期症状として、口の中のネバネバ、ザラザラするなどの不快感や、味覚の異常を訴えることがあります。

【歯周病】
歯周病は、強く疑われる人が約890万人、可能性を否定できない人が1320万人、合わせると2,210万人いると言われているほど、多くの人がかかっている身近な病気の一つです。(平成19年国民健康・栄養調査より)
ただ、我慢できないほどの痛みを伴うわけではないので、治療をせず放置されていたり、セルフケアだけですまされていたりするのも実態です。
ただ、歯周病と全身疾患は大きな関わりがあると言われています。
例えば、歯周病は糖尿病の合併症の一つと言われています。実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いという報告もあります。
他にも、心筋梗塞、動脈硬化、早産・低体重出産なども歯周病が誘因となる疾患とされています。(参考:日本大学歯学部http://www2.dent.nihon-u.ac.jp/microbiology/oral_infection/case.html
歯周病予防は、つまり全身疾患の予防にもつながるのです。

どうしてネバネバするの?
どうして口の中がネバネバしてしまうのでしょうか?
実はネバネバの原因は“細菌の増殖”なのです。

口内には通常300~700種類もの細菌が潜んでいますが、それらは通常、唾液によって洗い流されています。でも、何等かの原因で唾液の分泌量が減り、口内が乾燥すると、細菌が増殖します。細菌は、増殖するとプラーク(細菌のかたまり)となり、そのプラークが唾液に溶け込むと、唾液をネバネバにしてしまうのです。

そして、細菌が増殖する原因は、「口内の乾燥」と「口腔ケア不足」なのです。

【口内が乾燥する原因】
原因1:唾液の分泌量が少ない
健康な人は、1日1~1.5リットルの唾液を分泌していますが、様々な原因で減少してしまうことがあります。
一つは加齢です。人は加齢とともに顎や頬の筋肉が衰え、唾液腺への刺激が弱まり、分泌量が減ってしまいます。
また唾液は、リラックスして副交感神経が活発に働いているときは出やすく、緊張やストレスが続くと出にくくなります。
他にも、薬の副作用により唾液が出にくくなる場合もあります。

原因2:口呼吸で口内や喉が乾く
多くの人は鼻呼吸をしていますが、鼻風邪などが原因で口呼吸が続くと、口内が乾燥します。
また、日中は鼻呼吸でも、睡眠中に口呼吸に陥りやすい人は、イビキをかくことがあります。睡眠中は唾液の分泌量も減るので、口呼吸をすることで更に口内が乾燥してしまいます。

【口腔ケアの不足】
口内に潜んでいる細菌は、歯をよく磨く人で1000~2000億個、あまり歯を磨かない人では4000~6000億個と言われています。
口腔ケアを怠れば、そえだけ細菌が増殖しやすい環境になります。増殖した細菌がネバネバの原因となります。

ネバネバを解消するには
口内のネバネバを解消するためには、「口内の乾燥を防ぐこと」「口腔ケアをしっかりすること」が大切です。
① 口内の乾燥を防ぐ=唾液の分泌量を増やす
・こまめに水分補給をする
・咀嚼回数を増やす(咀嚼回数が増えることで唾液線が刺激され、分泌量が増える)
・自律神経のバランスを整える
・唾液を出すマッサージをする

② 口腔ケアをしっかりする
口内の細菌は、食べ物の残りかすなどを餌に増殖します。
歯磨きはもちろんですが、デンタルフロスで歯と歯の間の食べかすもとり、マウスウォッシュで仕上げをするなど、口内を清潔にすることは歯周病や虫歯の予防にもなります。

この二つのセルフケアを行っても、症状の改善が見られない場合は、専門医に診てもらいましょう。

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